やはり偏差値こそが大学の価値
「偏差値だけが大学の価値じゃない」というような意見はあちこちで聞かれます。
ですがはっきりいってそれは建前の理屈であり、本当に偏差値が入学した大学の価値に結びつかないかというと絶対にそんなことはありません。
社会人として勤務するときにはまず就職活動を行いますが、そこでいわゆるSランク大学、Aランク大学を出ている人であるかどうかでかなり差異が出てきます。
一節によると現役でDランク大学に入るよりも、5浪してAランク大学に入った方が就職活動では有利になるとまで言われており、やはりどの大学に入るかによってそのあとの人生に一種のレッテルは貼られてしまうということは頭に入れておいた方がよいでしょう。
進学する大学を決める時「偏差値だけで大学を決めてはいけない」とは言われますが、特に行きたいところがないということなら、とりあえずできるだけ偏差値の高い大学を目指すということが正しい方法と言えます。
高偏差値大学で自分に自信をつける
偏差値の高い大学に入るということは、周囲に対する印象を左右するだけでなく自分の人生にもかなり大きな影響を与えてきます。
例えば高校時代にはクラスの中でもあまりぱっとせず、あまり目立たないような存在であったような人であっても、一生懸命勉強をして高ランクの大学に入ることで「自分にもできる」という強い自信を植え付けることが出来ます。
ただそれが行き過ぎて高慢になってしまったり、他の大学の人を見下すような人になってしまうようなことはあってはいけませんが、とにかく自分にはやればできる力があるという成功体験をするということは本人にとってよい影響になることは確かです。
もっともそうした高偏差値大学に入ったというメリットがあるのは卒業後数年までで、多様化するライフスタイルの中では自然と高学歴であることがすなわち尊敬される存在であるという継続的な価値観になるようなことはほとんどありません。
しかしとりあえずスタート地点が有利になるということはあるので、そこからの努力がしやすくなるというメリットは頭に入れておくべきでしょう。
偏差値だけに踊らされないことも大事
もう一つ注意しておきたいのが、「偏差値の低い大学に入ったら人生おわる」とうような周囲の声に踊らされすぎないようにするということです。
確かに高偏差値の大学を出た方が就職や結婚で有利になることはありますが、それだけで決定されるほど人生というのは底の浅いものではありません。
有利になる面は確実にあるとはいえ、それだけで全てが決まるわけではないということをふまえ、大学のレベルを選びましょう。