看護学部とはどういう学部なのか
患者さんに対してケアを行う学部、それが看護学部です。
看護学部、看護学科というのは4年制で、人間を理解するための哲学、倫理、さらに教育学、生物、化学などの科目を学びます。
科学も教育分野も学ぶとなるとかなり幅広い分野の教育が必要ということがわかりますが、看護という分野は、人文科学、自然科学などの研究なども行い、倫理、実践という両面を学ぶことで人のケアに必要な知識を身につけていくことが必要となるのです。
専門科目の基礎として、解剖生理学や栄養学、さらに微生物学や免疫学、薬学なども学びますし、環境、健康に関係する履修もあり、覚えること、身につけることがたくさんあります。
看護額の研究分野としては看護法などの基礎看護学、また患者さんの精神的なケアも行うことが必要となるので、精神看護学も必要です。
さらに近年、地域医療を行う際に医師と共に患者さんの自宅に訪問して看護を行うことも多くなっており、地域看護学、在宅看護学等も必要となっています。
ただ看護師というのはこうした知識だけを持っていればいいということではなく、患者さんがどういう精神状態で生活されているのか、また生活の環境はどうなのかという面まで見ていくことが必要となります。
患者さんがどんなに苦しんでいても、常に向き合い、看護を冷静に行っていくことも求められます。
様々な知識、技術、そして精神面の鍛錬も必要な看護師という仕事に就くため、様々な学びを行っているのが看護学部です。
看護学部を卒業し国家試験を受けることが必要
看護学部を卒業となると、看護師の国家試験受験資格を得ることができます。
この試験を受けて合格することではれて看護師として社会に貢献する事ができるようになります。
看護師の試験を受けて互角するためにはしっかりと勉強し、知識も技術も自分の身に着けておかなければなりません。
そのため、遊んでいる暇などは一切なく常に勉強に励むことが必要です。
国家試験に合格すれば、病院や診療所、また企業内クリニックなどで働くことができるようになりますが、最近はより専門性の高い看護師になるために、その後、さらに上の資格を取得される方もいます。
また看護師という仕事ではなく、製薬菓子屋や食品製造会社などに就職し、看護の知識を活かして活躍されている方もいます。
看護学部に向いている人はどんな人
看護学部に向いている人は、まず看護師になりたいという夢をお持ちの方、そして、人のケア、お世話をすることが好きという人、コミュニケーション能力がある人、体力に自信がある人、またいつも元気で明るく、人のために尽くすことができる人・・などです。
勿論今こうした力を持っていなくても、看護学部の中でそれぞれの力を向上させていけばいいのですから、しっかりと4年学んでほしいです。