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研究室・ゼミブースを見よう

特に理系の方におススメ

オープンキャンパス時には、それぞれの大学が独自に特色をアピールできるイベントを企画してくれるものです。

一般的な説明会や校舎内の紹介・案内といったことの他に、理系学部が多い学校で多く行われているのが「研究室ツアー(ラボツアー)」です。

有名私立大学の理工系学部や工業系大学や情報通信系の大学などでは、実際に学生たちが実験や実習を行う研究室をオープンキャンパスで公開し、入学後にどのような研究をすることができるかということを具体的に説明してくれています。

研究室や実験室はその大学に所属する教授や講師の方専属で用意されていることがほとんどなので、研究室でグループとなるゼミの人たちの様子も一緒にみることができます。

最近では早い学年のうちから所属するゼミや研究室を決定し、一緒に実験などをしていく仲間の意識を高めていくという方法もよくとられているので、より入学したあとのことをイメージしやすくなります。

ただしそういった研究室ツアーは必ず予約をしなくてはいけないようになっているので、オープンキャンパスに行くときはぶっつけではなくきちんと計画していくようにしましょう。

もちろん遅刻やドタキャンは厳禁です。

研究室見学ツアーの内容

研究室ツアーでは、どこか特定の研究室について詳しく案内を受けるというものの他、複数の研究室を回ってそれぞれの分野を紹介してもらうというものもあります。

複数の研究室をめぐるツアーは、オープンキャンパス以外にも学祭のイベントとして行われることもあり、これからその大学を受験しようと思っている高校生やその保護者が例年たくさん参加しています。

案内をしてくれるのは実際にその研究室に所属している先輩たちなので、入学してから実際に研究員になるためにはどういった流れになっているかということなども詳しく教えてもらうことができます。

研究室ツアーではだいたい20人ずつくらいが単位になっているようなので、人気のある大学や学部のときには早々に定員になってしまったりもします。

気になる大学のツアーの予定は早めにチェックするようにしたいですね。

複数の研究室をめぐるツアーでは、同じ学部内から研究室をみるものもあれば、工学部・薬学部・物理学部といったような複数の学科をまたいで見学できるというものもあるので、そのあたりもよく調べてみてください。

研究室を選ぶときのポイント

理系学部の学生にとっては、どのような研究室に入るかによってかなり大学生活が変わってきます。

同じ学部の中にも複数の研究室はありますが、それぞれ研究する分野やテーマが異なっているので、どの研究室に入るかによって卒論の内容も変化します。

当然のことながらその研究内容は就職先やそのときの所属課にも影響してくるので、まだ高校生だからとのんびりかまえるのではなく将来のことも踏まえて慎重に選ぶようにしたいところです。

高校のときから将来やってみたい研究分野がはっきりわかっているというならともかく、とりあえずはどこかの学部に入ってそれから決めたいという人もいるでしょう。

そうした場合には研究室の長である教授や他のスタッフさんの人柄や研究への熱意をよくみてみるということが参考になります。

最初は自分としてはそれほど興味のあるわけでなかった分野も、周囲の熱心な仲間たちに押されてかなり本気で研究に打ち込むことができるようになったという例もたくさんあります。

そんな研究室選びのためにも、積極的に研究室ツアーに参加をするのがおすすめです。