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学生の雰囲気で選ぶ

G-MARCHで異なる学生の資質

大学選びをするときに一つの目標になるのが「G-MARCH」のような一定レベルの学校をまとめた言い方です。

こうしたまとめた言い方は他にも「早慶上智」や「日東駒専」のようにたくさんあるわけですが、そうしたまとめられ方をしている大学ならどこに入っても雰囲気も同じというわけではないのが現状です。

もっとも世間的な評価が「明治大学に受かったんだ、じゃG-MARCHだね」といったようなどれに入っても同列扱いされるので仕方がないという面もあります。

しかしこれから受験をするならそうしたまとめ言葉に惑わされて「どれに入っても同じ」といった決め付けをするのではなく、きちんと校風も見ながら選ぶようにしてもらいたいです。

「早慶上智」や「日東駒専」でもかなり大学間の差はあるのですが、まとめ言葉の中でも特に校風に大きな違いがあると言えるのが「G-MARCH」です。

学校ごとの大雑把な学生の特徴

G-MARCHとは詳しく言うと順に、学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学の6つの大学のことをさします。

パッと見てもわかるように、このうち学習院大学と青山学院大学はいわゆる「お嬢様・お坊ちゃん大学」として古くから知られてきた大学です。

特に学習院大学といえば古くから皇室の方も通われることがある有名校ですので、必然的に内部の雰囲気もそうしたエリート然としたところがあります。

オープンキャンパスなどで見学に行くと、逆にお嬢様やお坊ちゃんが多いと思っていたのに服装や持ち物が普通で拍子抜けしたというような意見も聞かれたりするのですが、入学してみるとやはり細かいしぐさや考え方に「お金持ちの子供」といった雰囲気を強く感じることが多いようです。

一方の青山学院大学ですがこちらはかつては有名校だったものの現在では雑誌などでファッションリーダー的な扱いをされたせいか見た目にばかりこだわるブランド重視の学生が集まる傾向が見られており、同じ富裕層向けの大学としては学習院に大きく差が付けられてしまったという印象があります。

おしゃれ度ということでいうと縁遠い位置にあるのが明治大学や中央大学で、かつて男性中心の文化系大学として有名となったこともあり学校の雰囲気もどこか男くさく、質実剛健なイメージがあります。

立教大学や法政大学も歴史のある大学なのですが大学ブランドとしてはG-MARCHの中でやや劣ることもあってかこれといったしっかりしたイメージがなく成績はいいけど地味めな学生が多いという印象があります。

同じまとめの中だけ見てもこれだけ印象は異なりますので、まずは先入観を捨てて現在在学中の人の意見をよく聴いてみるようにすることがおすすめになります。