第一志望はきちんと決めておきましょう
複数のオープンキャンパスに参加するなどして資料を集めたら、いよいよ願書を出すところの絞込になります。
できることなら、少しでも合格率を高めるために受けられる大学を多く決めておきたいところですが、地方の人などにしてみると一回あたりの受験費用やそのための宿泊費、交通費は馬鹿になりません。
受験のための移動交通費や受験料だけで数十万円はかかるという計算もされているので、数打てば当たる方式で受験をするのはあまりよい方法とはいえないでしょう。
それよりも、自分が入りたい学校をきちんと絞込み、第一志望を中心にした受験計画を立てていくほうがずっと効率的ですし、集中して受験に打ち込むことができます。
併願する学校を決めるには
ここ近年では学費の安さを重視して私立大学よりも国公立大学を優先して考える受験生も増えています。
国公立大学を第一志望にする場合には、1月中旬のセンター試験を皮切りに、どういった日程で受験をしていくかをまず先にスケジュールとして埋めていきます。
すべり止めで私立を受ける場合には、その日程と被らないようにしつつ、国公立向けの受験勉強と試験科目があまりにも離れすぎていないところを選んで入れていくようにします。
私立の場合には国公立と違ってそれぞれ日程がバラバラなので、うまく調節すれば重複して受験ができないということもありません。
私立志望校を決める時には、「合格は難しいけれども入りたい大学」「普段の実力が出れば合格は十分可能な大学」「万が一のときのすべり止めの大学」の3つくらいで絞っていくのがよい方法とされています。
ただし問題は他の学校の受験発表の前に申し込みをしないと入学ができないということもあるということです。
すべり止めを優先してしまうと、結局入学しないのに入学金を大学に収めなくてはならないなど費用が余計にかかってくるので、そのあたりもしっかり計画して受験先を決定しましょう。