医学部は大学の中でも最難関
医学部は基礎医学、臨床医学、社会医学を学ぶところで、医師を養成する為の特化した学部です。
病気の治療、健康の維持、人の生命にかかわってくる仕事なので、責任も重い仕事です。
医学部は薬剤師を養成する薬学部と同じように、6年制です。
6年間医学についての知識をしっかりと身につけて、卒業試験に合格することで、毎年2月に行われている医師国家試験を受けることが出来ます。
これに合格すると医師となれますが、その前に研修を積むなどある程度の期間が必要です。
医学部は受験し合格することも大変ですが、そのご、6年間医学を学ぶ中で挫折していく人も多い学部です。
それだけ学ぶことが多く、遊んでいる暇などない学部といっていいでしょう。
カリキュラムについては大学によって違いがありますが、多くは1年で一般教養、基礎医学、更に医療実習なども行って倫理観、また医師としてどのような心得が必要となるのかを学びます。
2年から4年で医学の専門的知識、更に臨床医学を学びその上で、実験、実習を繰り返し行っていきます。
4年になるとこれまでに習得してきた知識、技能を評価するための全国共用試験という試験を受けて、これに合格しないと5年に進むことが出来ません。
5年に進むことが出来たら、それから崎は輪状実験の嵐といってもいいくらいに忙しく臨床実験を行います。
6年になって後半に控えている卒業試験に合格することができると、いよいよ医師湖か試験を受けることが出来ます。
国家試験の後は臨床研修を受ける
国家試験に合格したら2年間、厚生労働省指定病院等で臨床研修を受けて、それから医師となることが出来ます。
治療について医師は全人的治療が出来ること、また臨機応援に、柔軟性を持って患者さんに対応することが求められます。
大学の6年間で学ぶことは山ほどあり、それでも医師として活躍するまでには長い道のりがあります。
医学部に進むことが出来れば大学でしっかりと医師となるための知識、技術、更に人として質の高い人間になれるように努力し、医師となれば人の命にかかわる責務ある仕事が待っています。
医療は今チーム医療として行われることが多いので、コミュニケーション能力や患者さんのことを考えられるやさしい心と、治療に対する厳しい心を養ってください。
ただ、医師になれば、就職先に困るということはほとんどなく、開業医として活躍されている人もいますし、大学病院で研究を行うなど、様々な医療分野仕事についています。
これから先、病院は高齢化も進みもっと必要になってくると思われるため、更に幅広い知識が必要となってくるかもしれません。
医師となる責任は大きいのですが、社会的にも信頼される仕事となりますので、医学部でしっかり学び、医師国家試験を目指してほしいです。