教師になりたい人が減っている今・・
小さい頃、何になりたい?と聞くと、頭のいいお子さんの多くが、医者、先生、それにパイロットなどと答えたのですが、最近は公務員などの堅実な職業を選ぶ子供が多くなっているといいます。
どの学校でも教師不足が叫ばれており、またモンスターペアレンツなどの影響もあり、教師になっても問題ばかりで大変な苦労をするだけという認識を持っている人も少なくありません。
しかし、教師というのは人の学びにかかわることの出来る尊い職業です。
この教師になるために通う学部として知られているのが教育学部です。
ただ、教師になるだけではなく、一般企業に就職される方もいますし公務員になる方もいます。
教育学部では何を学ぶのか
教育学部は教育のあり方を本質的に学ぶという場所で、親のしつけの仕方なども学びますし、学校教育の内容や文部科学省の政策について学ぶこともあります。
また教育という分野において、企業内で人材を育成する教育などについても学びます。
教育学部は教員養成系と教育学系という2つの分野に分けることが出来ます。
いずれも人を教育するということについて学ぶことですが、目的に違いがあります。
教員養成系というのはどういうところか
教員養成系というのは文字通り、教員になるために学習する場所です。
主に小学校、中学校の教員を養成、教育する学問を学び、将来的に教師を目指す人が多いです。
ただ教員養成系で学んでも、教師にならずほかの職業につく方もいます。
大学に通っている最中に、教育実習に行く時間がありますがそこでやはり人を指導するということに不安があるとして、別の職業につく方もいます。
また教員ではなく塾講師になるという方も多く、現代はそのまま教師を目指すという方が少ない傾向にあるようです。
教育学系とはどういう学びになるのか
教育学系は教員養成が目的ということではなく、教育、その関連領域について基礎的に学ぶところです。
教育という面を学びますが、一般企業に就職される方も多く、教育とはまったく関係ない場所に就職する方もいます。
ただ、基礎として教育について学びますので、ほかの学部よりも教育について深い知識を持てることは間違いありません。
教師が少なくなっているということで、学校は危機感を抱いていますが、この先、仕事として子供たちへ指導したいというとき、この教育学部は非常に大きな意味を持っています。
しっかりと学ぶことで、自分にお子さんが生まれたときに役立つ知識となりますし、教育面でも生活の中で活かせると思います。
教育学に興味がある人、またお子さんが好きという人、教育機関に勤めたいという人など、教育に関する職業につきたい人はこの学部がいいでしょう。