農学部はどんなことを学ぶところ？
農学部というと農業のことを学ぶところ？と思う方が多いのですが、生物学を基礎とした農学を学ぶところが農学部です。
農学もかなり幅広い分野に分かれていて、園芸や畜産、農産経済学、また国際地域開発学なども農学部で学ぶことになります。
資源生物、また応用生命科学など、これからの社会に必要な学びがある学部なので、近年,かなり人気の学部となっています。
農場、実習林を保有している大学も多く、実習にこうした場所を利用しています。
地球規模で環境を考えるときに必要な学問
近頃は地球環境について深く考えることが多くなっています。
特に東日本大震災という未曾有の被害のあった日本では、その後のおきた電気不足により、地球環境、エネルギーについて全国民が深く考える時間がありました。
地球規模の環境問題について考える、また発展途上国の食糧危機などをテレビなどで見る機会も多くなり、その中で問題解決に関係してくる農学がクローズアップされていると考えてもいいでしょう。
またバイオテクノロジーなどの研究もかなり進められていて、先端化学を学びたいと農学部を目指す学生も多いようです。
このほかにも、農学部では農業のツールについて学んだり、農業の発展により発展した産業領域についての研究なども行われています。
更にこの歴史の中でずっと悩まされてきた害虫被害についての研究なども農学部で行われています。
もちろん将来的に農業を本格的に行って生きたいという学生や、親の後継者となるために農学部に入ってくる学生も多いのですが、経営の苦しい農業の世界を何とかレベルアップさせるために、質の高い学びを求めています。
環境破壊によって注目されるようになった農学部
各地域、国、また世界で環境破壊によって様々な変化が起きています。
例えば近年多くなったゲリラ豪雨や、夏の異常気象などは環境破壊が関係しているといわれています。
農学はこうした状況にあり、最も注目されている学部といっても過言ではないでしょう。
農学部からどういうところに就職できるのか
農学部で学びどういったところに就職できるのかですが、先ず、食品メーカー、更には薬品や化粧品メーカーなどへの就職も多くなっています。
また園芸関係の企業についても有利といわれています。
その他、研究職につく人もいますし、環境に関する業務を行っている企業に就職される学生もいます。様々な分野に就職先が広がっていると考えてよいでしょう。
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農学部が向いている人は、将来的に農業を継承される方、また農業について深く関係のある就職先につきたい方、地球環境問題を考えていきたい方、また研究や調査によってかなり時間をかけて行う作業もありますので、忍耐力がある方も向いているといえるでしょう。