オープンキャンパスでは、主に学校でのカリキュラムの様子や就職活動の方法、さらに学費や留学支援といったことが話題の中心になります。
ですがそれらはあくまでも学校内に入ってからのことであり、そのほかの時間を過ごすことになる生活面については情報が不足しています。
しかしオープンキャンパスにおいては相談役になってくれるのは学校の職員の方だけでなく、実際にそこに通っている先輩もいます。
先輩たちには校舎内を回る見学ツアーや学生向けの個別相談会で話をする機会があるので、疑問に思っていることを積極的に尋ねていきましょう。
女子学生などははじめての一人暮らしをするときにはかなり心配が大きくなるので、同じ女性の先輩などに治安面や安全のために心がけていることなどを尋ねてみると心強い味方になります。
他にも大学生となったとき、どのような一日の時間の使い方になるかというようなことも尋ねにくいものの大変に気になることです。
自分が希望する学部ではどのくらいの勉強が必要かといったことも聞いておくとあらかじめ覚悟ができるとともに、受験のためのモチベーションにつながります。
医療系や教育系の一部の学部などでは実習が中心の講義になったりするため、かなりの時間を勉強のためにとられてしまいますが、その他の学部についてはテスト前の期間を除きだいたいは余裕のある生活をすることができるはずです。
そうした余暇をどのように使っているかということも、できれば入学前に先輩から聞いておきたいと思うでしょう。
プライベートすぎることはちょっと遠慮した方がよいですが、自分がもし入学したらと思ってどんどん質問をしていくことは決して悪いことではありません。
また、二年生以降になってくると就職活動が本格化していきます。
そこで学業と就職活動はどんなふうに両立させていくのかや、また三年生から始まるだろうゼミの様子などについても聞いておくと大学生活の様子をより具体的にイメージすることができるようになります。
学生の方はまだ就職活動の途中ではありますが、そこでいつ頃からどんなふうに始めているかということもちょっと聞いておくと勉強の対策に役立つかもしれません。
それと、早めに先輩と知り合いになっておくことにより、学生寮や近くのアパートでの入退去の状況がわかったり、卒業する先輩から家電製品などを安く譲ってもらえるなどのチャンスがあるかもしれません。
実際に学校に入ってからそのときの先輩と仲良くなるかはまだわかりませんが、早めに知り合いになっておくといろいろその後の情報収集には便利です。
オープンキャンパス時にはみな先輩は優しく質問にこたえてくれるはずですので心配いりません。