キャンパスライフを左右する施設内容
オープンキャンパスに参加する目的はたくさんありますが、中でも重要視しておきたいのはその大学の施設内容です。
大学は一般的な高等学校とは学内の様子が全く違っており、教室の大きさも違っていれば授業を受ける教室に置かれている設備もかなり学校ごとに異なります。
最近ではより多く学生を呼びこむためそうした学内の基本的な設備にかなり細かく気を遣っている大学も多くなっているので、パンフレットなどで紹介されている設備は実際に目で確認をしてみるとよいでしょう。
大事なのは授業内容の方であって学内設備ではない、というような硬派な考え方をしている人でも、仮にその場所で自分は最低でも4年過ごさなくてはいけないということを考えれば、やはり少しでも居心地のよいところにしたいというのが自然な気持ちといえます。
ただし新しければそれでよいというわけでは決してなく、由緒ある国公立大学などでは設備こそ古めかしいものの、そこに味のある非常に重厚な様子をしているということもよくあります。
その大学の雰囲気は門を一歩入ったときから肌で感じることができるものなので、そんな直感的な感覚も大切にしつつ選ぶようにしたいところです。
大学施設のここはチェック
大学施設に堂々と入ることができるオープンキャンパスでは、できるだけ入場が許されているところを多く回るようにしましょう。
地方や郊外にある総合大学になると、学部ごとに教室や研究室が違う棟になっていたりするので、自分が希望する学部や学科が主にどこで授業を受けているかということを調べたり質問をしたりするのがよい方法です。
授業を受けるための施設の他、勉強をするときに使用をすることになる図書室や、食事をとるための食堂などもできたら実際に中に入って利用をしてみることをおすすめします。
特に図書館はその大学の蔵書の質や量をはかるための大変便利な基準となります。
私達は普段自治体が運営する地域の図書館に出入りをしていますが、大学図書館はそれらと全く異なり学術的な蔵書を多く見かけることができるようになっています。
歴史の長い大学ほど貴重な蔵書がたくさんあるものなので、そこで大学の力をはかってみるというのも一つの方法になります。
スケジュールが許せばオープンキャンパス以外の時も
オープンキャンパスでは、講義を受けるための教室や食堂など直接利用をすることができます。
ですがやはりオープンキャンパスというイベントの性質上、普段よりもよく見せたいという意識のもと若干飾ったところができてしまうのは仕方がありません。
そこでよりその大学の本当の姿を見たいということで言うなら、オープンキャンパスや学祭など一般公開されている日程とは全く違ったときにあらためてその大学を訪れてみることをおすすめします。
極端な例ですが、大学によってはそうした一般公開時以外の時期には校舎内が非常に汚かったり、入口付近に学生がたむろしてタバコを吸っているというようなこともあったりします。