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センター試験と2次試験の違い

大学入試の仕組み、しっかり理解していますか

大学入試は、大きく分けると一般入試、推薦入試、AO試験、などの特別選抜と呼ばれる入試があります。
最近は募集人員枠が大きくなってきているAO入試、高等学校長推薦で出願できる推薦入試なども多くなっていますが、多くは一般入試です。
国公立大学の募集人員の割合をみても、一般入試による受験が8割を占めているという事がわかります。

これから大学入試にチャレンジするという人は、大学入試の仕組みについてしっかり理解し、志望校に合格できるようにしっかりと勉強しなければなりません。

センター試験と2次試験について

国公立大学の一般入試の仕組みをみると、センター試験と個別学力検査と呼ばれる2次試験があることがわかります。

この合計点で合否が決まります。
国公立大学志望者は、1月中旬実施のセンター試験を原則、受ける必要があります。
試験翌日、新聞等で解答などが発表され、自己採点を行って、志望校に願書を書きます。
出願期間は、センター試験から約1週間くらいたって行うというところが多いので、思うように得点できないという場合、当初考えていた志望校の変更も考えなくてはなりません。

2次試験、個別学力検査は2月下旬くらいから始まります。
2次試験は日程を前期と後期とで募集人員を振り分け行われます。
分離・分割方式という制度です。
受験を受ける方は、前期日程と後期日程に1校ずつ出願でき、同じ大学、学部を2回受験できますし、別悦の大学や学部を受験する事もできます。

一部の公立大学では中期日程を作っている所もあります。
こうして考えてみると、最大3校の受験ができるという事になります。
ここで注意が必要となるのは、前期日程で合格し入学手続きを行えば、中期日程、後記日程を受験していた場合、合格の権利を失うという事です。

前期日程合格の場合、中期、後期の合否を確認できず、前期日程で受験した大学に入学するかどうかを考えなくてはなりません。
そこで、前期日程は第一志望校を受験するという学生がほとんどです。

出願しても2次試験を受けられないってどういうこと?

国公立大学の入試、一般入試で気を付けなくてはいけないことがもう一つあります。
それは、2段階選抜という方法を持っているという事です。
センター試験の成績を活かし、2次試験受験者を事前に選抜し、2次試験を実施するという制度があるという事を理解しておかなければならないのです。

この実施があるかどうかは、大学によります。
第2段階選抜の実施方法についても、大学によって違いがあるので注意が必要なのです。
ほとんどの大学が、志願者が募集人員の○倍を上回ったら、第1段階選抜を実施するとしているため、志願者数によって第1段階選抜の有無が決まってしまいます。

医学科などは志願者が多い難関大学などで、2段階選抜が行われることが多く、一部大学では志願数に関係なくセンター試験の結果、○点以上の物を第1段階選抜合格者にすると決めているところもあります。
こうしたことを知らずにいると受験に失敗する事もありますので、しっかりと情報を得ておく、理解しておくことが必要なのです。